東芝／ブラウン管製造ラインの終息

（株）東芝は、姫路工場太子地区（所在地：兵庫県揖保郡太子町）の大型ブラウン管製造ラインを２００４年９月末までに終息を決定した。
大型ブラウン管は、ＰＤＰ、液晶などのフラットパネルディスプレイの台頭により、市場での競争が激化するとともに、売価の下落が進行し、大型ブラウン管の国内製造での競争力確保は困難であると判断し、姫路工場太子地区のブラウン管製造ラインの操業を終息することにしたもの。
同社は、ことし４月に松下電器産業（株）とブラウン管事業を統合し、統合会社の松下東芝映像ディスプレイ(株)とは受託製造の関係にあり、現在、姫路工場太子地区のブラウン管製造ラインにおいて、２８インチから３６インチまで５種類のテレビ用大型ブラウン管を製造している。
姫路工場太子地区のブラウン管製造ラインに従事する従業員については、社内と関係会社を中心に配置先を検討中。