日本通運(株)は、欧州地域におけるEUの連合強化や物流自由化の流れを受け、欧州域内を面としてとらえ、顧客の域内物流について全体最適をご提案・実現する汎欧州ロジスティクス構想を推進している。
この構想に基づき、従来からのフォワダー業務だけでなく、顧客と市場の物流変化に対応できるロジスティクス機能を構築していくことを目的として、英国およびドイツにおける拠点施設の拡充を行なっている。
■英国における現地法人、英国日本通運株は、英国南中央部の拠点であるミッドランド・ディストリビューションセンター(レスター州ラタワース市マグナパーク)の倉庫拡張建設が2003年10月に竣工。
ミッドランド・ディストリビューションセンターは、1992年に英国国内各地への配送拠点として開設し、航空・海運フォワーディングとディストリビューションを組み合わせた倉庫サービスを提供した。
同センターがあるマグナパークおよびその近郊は、自動車産業を中心とした工業地帯であるとともに、幹線道路が集中しており、消費者物流の配送拠点としても地理的に恵まれているため、今後も物流の増大が見込める地域。
今回の拡張では、新たにハイリーチ・フォークリフト使用による、ハイラック&ナローアイルシステムを導入し、約21 000パレットの収容能力を持たせ、同地区に進出されている顧客の物流ニーズに対応する。
施設概要
英国日本通運株式会社ミッドランド・ディストリビューションセンター
所在地Unit5110 HunterBoulevard MagnaPark Lutterworth LeicesterLE174XNU.K.
TEL44(1455)550727
FAX44(1455)558473
倉庫面積20 077m2(拡張前12 077m2)
■ドイツにおける現地法人、ドイツ日本通運(有)は、2004年8月の営業開始予定で、フランクフルト国際空港敷地内南部貨物地区に自社施設建設を決定した。
これは、今まで主に空港共同上屋に委託していたエアラインパレット(輸出入貨物)のビルドアンドブレイク業務を自社でハンドリングするとともに、短期保税保管を含む、自社による一貫したロジスティクス業務を同施設内で行なうことで、オペレーションの高速化・高品質化を図るため。
また、同施設は、欧州域内の航空貨物のハブ機能を持たせ、今後増大が予想される中東欧の物流にも積極的に対応する。
さらに、施設はセキュリティー面にも十分配慮し、完成時には警備安全基準であるTAPA(TechnologyAssetProtectionAssociation)の最上級基準である、「A」規格の認定を取得すべく取り組んでいく。
施設概要
ドイツ日本通運有限会社フランクフルト・ロジスティクスセンター(仮称)
所在地CargoCitySouth FrankfurtArport 60549 Frankfurt Germany
敷地面積15 743m2
総床面積8 104m2
業務内容輸入貨物のブレーク、輸出貨物のビルドアップ、短期保税保管、ロジスティクス業務
連絡先ドイツ日本通運(有)フランクフルト支店
TEL49(6107)774-0
FAX49(6107)774-142
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日本通運/欧州地域の拠点施設を拡充
2003年12月14日/未分類
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