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日本通運/上海外高橋保税物流園区に進出決定

2004年04月25日/未分類

日本通運(株)は上海外高橋保税物流園区への進出を決定し、中国の現地法人・香港日本通運(株)と同園区を管理する上海外高橋物流中心有限公司との間で進出に関する契約書に調印した。

同園区内における倉庫(約5 700m2)を利用して、ニーズに応じたサービスを提供する。

上海外高橋保税物流園区は、2003年12月に中国・中央政府が設立を決定した全国初の試行的な物流エリアで、特徴としては、中国国内における貨物輸送においても、物流園区内に輸送することにより、中国からの輸出と見なされる点がある。

このことから、とくに加工貿易型メーカーの顧客にとって、中国での物流に伴い発生する増値税の還付などの手続きで利便性が向上するものと期待されている。

また、この物流園区は、従来の保税区機能もあるほか、輸出加工区のように加工の義務がないことから、通過貨物の取扱いも可能となる。

ロケーションは上海外高橋港第2期・第3期コンテナバースとゲートで接しており、ゲートには中国で初めてコンテナ番号の自動読み取り機が設置される予定。

通関面では「快速通関方式」が採用され、同園区に出入りする貨物の申告・検査などの手続きが簡素化されるほか、港湾管理・園区管理の一体化、通関管理と園区倉庫システムの統一化が図られ、情報を共有化してのEDI通関が実現する。

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