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ニチレイ/平成16年3月期決算短信(連結)

2004年05月05日/未分類

(株)ニチレイの平成16年3月期決算短信(連結)の経営成績は下記のとおり。

経営成績および財政状態
当連結会計年度から、社内カンパニー制への移行に伴い、事業の種類別セグメントの事業区分および営業費用の配賦基準を変更しており、前連結会計期間の数値についても遡及修正している。

また、(株)ユキワは、平成15年10月1日に(株)リョーショクフードサービスと合併し、(株)アールワイフードサービス(合併後社名変更)となり、合併日以降連結子会社から持分法適用の関連会社となった(以下、ユキワの影響という)。

経営成績
お客さまに信頼される商品とサービスの提供をめざし、商品開発から原料調達、生産、販売まで一貫した品質保証体制の確立に努めたが、中国産冷凍えびからの抗生物質の検出や、冷凍食品原料への表示外産地男爵いも・銅線の混入による商品回収が発生し、お客さまをはじめステークホルダーの皆さまに多大なご心配、ご迷惑をおかけしましたことを厳粛に受け止め、トレースバックシステムによる生産地追跡の徹底や輸入検査の強化、品質・生産管理要員の増員など、食品の「安全・安心」の確保を最優先課題として取り組んだ。

売上高は4 966億円で、水産事業は主力商品の買付価格の高騰により調達を絞り込んだことから大幅な減収、加工食品事業は調理冷凍食品が好調に推移したものの、商品回収や鳥インフルエンザによる影響、アセロラの落込みなどから減収となり、一方、畜産事業、不動産事業、低温物流事業は増収となった。

営業利益は139億円で、加工食品事業や水産事業、低温物流事業の保管型物流事業の減収などにより大幅な減益となった。

経常利益は120億円で、有利子負債の削減と資金調達コストの低減で改善された。

次期の見通し
今後の見通しは、設備投資や輸出の増加を背景として、企業業績は順調に推移するものと期待されます。しかしながら、低迷する雇用・所得環境のもとでは個人消費の回復が不透明なことから、自律的な景気の回復には未だ時間を要すものと思われる。

食品関連業界は、生活者との長期的な信頼関係を構築するため、「安全・安心」に向けた取組みがますます重要になるとともに、規模の拡大と提供するサービスの高度化を意図した合併・買収や業務提携による業界内再編が一層加速するものと思われる。

当社グループは、こうした状況に対処するため、「グループ中期経営計画(2004年度~2006年度)」を策定し、グループ全体最適の視点により経営資源を効果的・効率的に配分する一方、当期から導入した「社内カンパニー制」における6つのカンパニー(加工食品、水産、畜産、低温物流、バイオサイエンス、フラワー)に対して大幅な権限委譲を行い、その責任範囲を明確化することで、それぞれが機動性を発揮できる経営体制に移行するなど、中期経営目標の達成を確実なものとする。

平成17年3月期の業績予想(単位:百万円)
売上高477,000(3.9%減)
営業利益14,000(0.2%増)
経常利益13,900(14.9%増)
当期純利益5,000

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