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NTT-AT/屋内外の温度管理や物品の位置管理をユビキタスネットワークで実現

2004年06月02日/未分類

NTTアドバンステクノロジ(株)(以下:NTT-AT)は、屋内外の遠隔制御や、リアルタイムな通信システムに利用できる、ユビキタスセンサネットワークシステムを開発し6月28日(月)より販売開始する。

センサを自由な場所に設置し、検知した情報を得られるユビキタスセンサネットワークシステムは、農作物の霜害対策や屋内外の温度管理、またGPSを装着することで車の位置発見などにも手軽に利用できる。

NTT-ATでは、これまでも位置情報検索ソフトウェアの開発、野生動物の行動軌跡を自動追跡するシステムの販売、水質・大気・気象等のリモートセンシングシステムの販売など、センサネットワークシステムを幅広く提供してきた。

今回、USBを搭載した小型親機、および温度センサを搭載した子機を開発し、検知した温度などの情報を、無線ネットワークを通じて得ることができるシステムを開発した。

本システムは、USB搭載の小型親機(NC)、低消費電力を実現した温度センサ搭載子機(LC)、データ収集・表示を行うホストで構成され、これまで煩雑だったネットワーク設定が簡単に行え、複雑な配線を極力減らしたセンサネットワークシステム。

温度センサ搭載子機(LC)を測定したいポイントに設置するだけで、柔軟なユビキタスネットワークでのセンシングが簡単に行え、通信距離は見通し300m以上の通信距離を実現しているので、広い範囲で測定することができる。

システムの販売により、初年度売上5千万円を目指す。

基本システムの構成
特徴
(1)USB搭載親機(NC)
・大きさ:115mmx75mmx25mm、容量約200cc、重量約130gの手のひらサイズ
・USBケーブルでパソコンから電源を供給するため、ケーブル1本で簡単に接続可能
・中継機能を用いて通信エリアを柔軟に設定することが可能
(2)温度センサ搭載子機(LC)
・発生したイベントにより即時にNCとの通信を行い、ホストに通知
・待機時消費電力は20μA以下と低消費電力設計のため、電池駆動時でも長時間の動作が可能
・複数のセンサモジュールを装着し、温度以外のセンシングも可能

適用例
■温度センサを使用した例:
・ハウス内温度管理システム(ビニールハウス内の温度分布)
・屋外の農作物に及ぼす気温管理システム(農作物の霜害対策)
・ビル内の空調管理システム(ビル内の温度分布)
・サーバー室内温度管理システム
・熱帯植物園内の温度管理システム

■温度センサ搭載子機にGPSを装着した例:
・展示車の位置発見に
・テーマパークの自転車やボート、ゴルフ場のカートなど乗り物の位置管理に

■温度以外のセンサモジュールを装着した例:
・マンホール内情報取得システム(蓋を開けずに浸水等の情報を取得)
・遠隔機器の制御、ゴルフ場等の散水装置の遠隔制御
・防犯防災・警報などのセキュリティシステム

価格
システム価格:60万円~(税込)
(システムソフト1式、NC1台、LC5台で構成した場合)
システム保守経費:上記システム価格の15%~

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