日本ピープルソフト(株)は、(株)フジタが、同社の基幹業務システムに、PeopleSoftEnterpriseOneを導入、財務管理、プロジェクト管理、契約管理、購買調達を含めたシステムの本格稼動を開始していることを発表した。
これによりフジタは、同社の作業所や支店からの情報を含む、経営判断に必要なデータの一元管理が可能になると同時に、経営資料の質の向上、ならびに情報処理コストの削減を実現することができる。なお今回の導入はフジタの情報システム子会社である、(株)FBS、日本アイ・ビー・エム(株)、日本ピープルソフトが担当した。
昨今、公共投資の減少や厳しい会計基準の導入にみられるように、建設業界全体における競争環境が大きく変化しています。そのため建設事業者にはプロジェクト単位で、リソース管理を行い、個々の工事毎の収益を的確に把握することが強く求められてきている。
管理会計と財務会計を完全に統合したPeopleSoftEnterpriseOneプロジェクト管理ソリューションの導入によりフジタが目指しているのは以下の5点。
・財務会計上の「工事進行基準(1)」と「工事完成基準(2)」とを迅速かつ適切に管理する
・業績情報のような管理上のデータについても基幹システム上で管理可能とする
・期中の任意の時点において、受注残や発注残等の発生データや、期首目標、実行予算等を、容易に比較対照する
・CI-NET等の電子商取引を円滑に実行するための、全社共通のシステム基盤整備
・情報処理コストの削減