ゼネラルモーターズ（以下：GM）は、米郵政公社（以下：USPS）との間で、燃料電池車による郵便配達業務に関し合意した。GM製燃料電池車としては米国で初の商業利用となる。
9月から2年間、USPSが米国の首都ワシントンDC及びその周辺地域における郵便配達業務用として、GM製燃料電池車を商業利用するもの。
GMはこの他に、フェデラル・エクスプレス社、ダウ・ケミカル社の各社との間で燃料電池車の商業利用を推進している。フェデラル・エクスプレス社は、過去一年間、東京でGM製燃料電池搭載ミニバンを配送業務に使用してきた。ダウ・ケミカル社はGM製燃料電池を利用し、米テキサス州フリーポートにある世界最大の化学工場の一部を稼動している。
USPSは本年9月、GM製燃料電池車の使用を開始する。これは、米国で初めて水素供給ポンプを設置した小売ベースのガソリンステーションの操業開始と時を同じくする。昨年、GMとシェル・ハイドロジェン社は、ワシントンDC近辺で操業するGM製燃料電池車両に対する水素供給に関し合意した。
