麻生フオームクリート（株）は、中国の国営企業である広東省交通集団有限公司傘下の広東冠粤路橋有限公司と、中国で合弁会社を設立した。
中国は高い経済成長が続いており、また北京オリンピックや上海万国博覧会の開催を控え、交通輸送需要の増大から道路など交通網の整備が急ピッチで進んでいるが、軟弱地盤上の道路の不等沈下問題、交通量の増大に伴う道路拡幅問題、寒冷地の道路凍上問題、砂漠や溶岩地区での路盤確保の問題など道路建設及び道路維持管理上の難題を抱えている。
このような状況下、気泡コンクリートの特性（軽量性など）と同社が永年培ってきた気泡コンクリート工事の技術、ノウハウを活かすことで、これら難題の解決をはかることが出来ると、国営企業である広東省交通集団有限公司の100％子会社で、中国において数多くの道路と橋梁建設を手がけている広東冠粤路橋有限公司と合弁会社を設立することとした。
本格的な業務開始は10月下旬を予定している。
合弁会社の概要
商号：広東冠生土木新技術有限公司
代表者董事長：鄧江（広東冠粤路橋有限公司総経理）
董事総経理：大川順一（当社取締役）
副董事長：丸山英二（当社代表取締役社長）
董事：宮﨑武知（当社取締役）
所在地：広東省広州市天河区天潤路461号8階
設立年月日：平成16年9月6日
主な事業内容：気泡コンクリート工事の施工、起泡剤の製造及び販売
決算期12月31日
資本金1,000万元
出資割合：広東冠粤路橋有限公司60％、麻生フオームクリート株式会社40％
従業員数15名（平成16年度計画）
売上目標：平成18年12月期4,000万元
