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日本ユニシス等/ICタグとデジタルペンを活用した設備資材の情報管理実証実験

2004年09月29日/未分類

日本ユニシス(株)は、(株)エックス都市研究所、大日本印刷(株)と共同で、循環型社会におけるリユース(再利用)をテーマにICタグとデジタルペンを活用した設備資材のリユース情報管理の実証実験を愛知万博日本館で実施する。

実証実験では、リユース対象資材・設備などに関する個別の情報を管理・公開するとともに、二次利用者を公募し、使用した設備資材の積極的なリユースを推進するために行う。

リユースの対象となる設備資材をICタグで個体識別し、設備資材に関する情報を管理し、リユース時の残存価値(一次使用後の利用価値)判断に有益な情報を提供するなどの検証を行う。

この際、設備のメンテナンスでは、新しい入力デバイスであるデジタルペンを利用し、メンテナンス業務の効率化検証についても実証実験を行う。

日本ユニシス、エックス都市研究所、大日本印刷の3社は、環境配慮の観点から各種の先進的・実験的取り組みが試される愛知万博日本館の設備資材を対象に、今後の社会におけるリユース促進のための実証実験を行うもの。

将来への波及効果としては、建設業界におけるリユース促進を通じた各種環境負荷(二酸化炭素排出、埋立処分量など)の削減といった環境面での効果が考えられ、実証実験で得られた各種結果は、ITを活用した各種の環境ビジネス発展への貢献が期待される。

実証実験内容と狙い
残存価値の判断基準提供によるリユース促進
内容
・生産情報(メーカー名、型式、価格など)や運用情報(使用頻度、使用期間、清掃、修理履歴など)をICタグにより情報管理、情報公開
狙い
・二次利用者にリユース品の残存価値の判断基準を提供、リユース促進

メンテナンス作業の効率化
内容
・生産情報や設備のメンテナンス履歴(清掃、点検など)の管理
・エレベータのメンテナンス作業報告書記入時にデジタルペンの利用
狙い
・メンテナンス作業の効率化
・記入情報のデジタル化作業にかかる負荷がどれだけ低減されるかの検証

リユース品使用後の点検作業の効率化:
内容
・会期中に実施したメンテナンス履歴(清掃、点検など)、解体情報(解体時の傷など)をICタグにより管理
狙い
・会期終了時点でのリユース品の点検作業の効率化

リユース品の品質チェック体制の構築:
内容
・リユース品を取り扱う各主体(生産メーカー、運用主体、メンテナンス実施者、解体撤去実施者)の情報をICタグにより管理
・各段階における主な責任主体の明確化
狙い
・リユース品の品質チェック体制の構築

リユース品の物流管理の効率化:
内容
・各リユース品の二次利用者情報(いつ、だれが、どこで引き取るかなど)をICタグにより管理把握握
狙い
・解体→ストック→引渡しといった物流管理の効率化

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