（株）ジャパンと（株）スギ薬局は、小売事業戦略の共同構築について合意に達し、包括的な業務提携を行う。
ジャパンは、単に勝ち残るだけではなく、更なる発展的な成長を成し遂げていくために、業態の枠組みを越えた新たな戦略的パートナーとの提携の必要性を強く感じていた。
また、スギ薬局においては、近畿地方を中心とした関西地区への迅速且つ効果的な事業展開を果たすにあたって、同地域のマーケットに精通した優位性のあるマネジメント・インフラとの協業の可能性を模索していた。
ジャパンによる「ビッグコンビニ型ディスカウントセンター」とスギ薬局による「調剤併設型ドラッグストア」とは、現時点では商品政策等において差異があることは事実だが、地域社会への貢献を目指すという経営の基本方針や、地域に密着したドミナントでの店舗展開という店舗開発ポリシー等、数々の共通点もある中で、ジャパンは関西地区における優良な店舗開発やローコスト・オペレーション、海外からの商品調達等のノウハウを有しており、他方スギ薬局には薬剤師の採用・育成や調剤薬局の運営、高利益率商品の調達・販売等のノウハウがある。
このような両社間において協議を重ねる中で、ジャパンは、スギ薬局の保有するノウハウが、戦いに勝ち抜くうえで不可欠のものであると判断し、スギ薬局としても、関西進出に当たって、ジャパンがベストのパートナーであるとの結論に達っした。
業務提携の内容
(1)相互協力による関西地区における成長戦略モデルの策定および展開
(2)相互協力による両社の営業力および収益力の向上（商品政策、販売手法等）
(3)経営インフラの相互活用による効率化（システム、物流等）
資本提携の内容
(1)スギ薬局は、ジャパンの主要株主である桐間幹二氏が有する同社株式の一部を買い取ることにより、ジャパンに資本参加する。
