花王(株)は、中国の消費者ニーズに適応した中国仕様の商品開発を強化する目的で、研究開発会社として、中国上海市に花王(中国)研究開発中心有限公司を設立する。
花王(中国)研究開発中心有限公司は、花王の現地法人である花王(中国)投資有限公司が準備を進めてきたもので、上海市からの会社設立許可証の発行を受け、2005年中頃の研究所稼動を目指し、建設に着手することになった。
建設予定地は、紫竹科学園区内に1万㎡を確保し、研究分野は、中国事業において主力となるパーソナルケア商品を中心にし、衣料用洗剤と生理用品など家庭用品全般に対象を広げる予定。
花王は1993年以来、上海花王有限公司等を通して、ヘアケア、スキンケア、衣料用洗剤、生理用品などの家庭用品を生産・販売してきたが、中国市場の拡大に伴い、より中国の消費者ニーズに適合した商品開発の必要性が求められていた。
中国研究センターは、中国市場と中華圏の消費者向けに商品コンセプトの開発を進め、日本との緊密な連携に基づいた革新的な商品開発を推進することにより、花王のグローバルな研究開発の一翼を担うことを目指す。
花王(中国)研究開発中心有限公司の概要
会社名:花王(中国)研究開発中心有限公司
資本金:740万米ドル
代表者:董事長樋口信厚(ヒグチノブアツ)
総経理塘久夫(ツツミヒサオ)
研究所予定地:上海市閔行区紫竹科学園区内土地面積10000㎡