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首都圏コープ事業連合/青果のトレーサビリティ流通実験開始

2004年11月28日/未分類

生活協同組合連合会首都圏コープ事業連合は、11月28日から12月1日の4日間、独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構中央農業総合研究センター、埼玉県農林総合研究センターに協力し、次世代型トレーサビリティシステムの確立に向けたICタグ、QRコードによる野菜の流通実験を行う。

これまで、ICタグやQRコードを用いたいくつかの実証試験は行われているものの、複雑な流通段階を経由した生産および流通履歴の把握や消費者が求める情報コンテンツに関する検証は十分とはいえなかった。

今回の実証試験は、農林水産省の先端技術を活用した農林水産研究高度化事業「青果物の生産履歴情報の効率的な収集・伝達・提供システムの開発」の一環で行われるもので、中央農業総合研究センターが、埼玉県農林総合研究センターと共同で進めてきた生産・流通履歴記録システムの流通試験を、首都圏コープ事業連合の青果の流通システムを使って行う。

首都圏コープ事業連合の野菜の産地である(有)沃土会(矢内克志代表/埼玉県大里郡)で採れた野菜が、首都圏コープ事業連合のセットセンターである岩槻センター(埼玉県岩槻市)を経て、会員生協である生活協同組合ハイコープ(砂押正男理事長/組合員7.9万人/本部:茨城県水戸市)の組合員の手に届くまでを検証する。

より消費者の理解を深めるために、生産履歴情報にはテキストベースの情報だけでなく生産者からのビデオメッセージ配信を加えた。

青果物の生産履歴情報に関する産地側での収集、消費者への伝達・提供方法は、情報コンテンツの種類や内容、流通現場での情報把握、コスト等の面で、研究要素は山積している。

今回の実験結果は、最新技術のICタグやQRコードを応用した、迅速かつ正確に追跡・遡及できる青果物トレーサビリティシステムの開発に生かされていく。

■実験概要
名称:次世代型トレーサビリティシステムの確立に向けたICタグ、QRコードによる野菜の流通実験
実験日時:2004年11月28日(日)~12月1日(水)
実験場所生産地:(有)沃土会(埼玉県大里郡)
流通地:首都圏コープ事業連合岩槻センター(埼玉県岩槻市)
消費地:生活協同組合ハイコープつくばセンター管内
実験内容ICタグ及びQRコードを野菜に添付した流通実験
第3世代携帯電話の映像配信サービスを活用した生産者から消費者への情報の配信
生産履歴情報に関する消費者アンケート

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