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上海カネボウ化粧品有限公司/中国国内の店頭化粧品一時撤収

2005年01月20日/未分類

(株)カネボウ化粧品が90%出資する上海カネボウ化粧品有限公司(以下:上海カネボウ)は、1999年7月に市場調査・テスト販売(年間50万米ドルを上限とする)として化粧品の輸入販売を認めるという許認可を取得したうえで、中華人民共和国国内において現在までカネボウブランドの輸入販売を行ってきた。

中国においては、輸入販売を行う場合、貿易権の取得が必要条件であり、貿易権には、輸出入を行う輸出入貿易経営権と、輸入した商品を販売する卸売経営権が必要となる。

上海カネボウは、輸入業務は輸出入貿易経営権をもつ輸入代理店を通じて行ってきたものの、中国国内の卸売販売に関しては、昨年まで卸売経営権がないままであった事実が、判明した。

上海カネボウとしては、速やかに行政の指導に従い対応をしているが、当面現在の輸入品販売(年間売上約2億円)については一旦、停止すべく商品の撤収を開始した。

また、その後現地の体制を強化し、調査を進めてきたが、その過程で、一部の原料についても輸入申請の不備を疑わせる事実が発覚したので、商品の安全性には全く問題ないが、コンプライアンスの観点から、現地生産品(年間売上約13億円)も店頭での販売を一時停止する。

速やかに行政当局に調査結果を報告の上、その指導に従って速やかな販売を目指す。

なお、既に現地法人の経営陣も刷新したが、現地従業員の雇用は確保していく方針。

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