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国際チャート/RFID内蔵の動物用識別タグ販売

2005年01月20日/未分類

国際チャート(株)は、無線ICタグ事業の一環として、動物用識別タグの販売を開始した。

動物用識別タグはスマートIDテック(株)と(株)ワンタッチ畜産資材研究所が共同開発し、組立・製造は国際チャート、販売はワンタッチ畜産資材研究所、スマートIDテック(株)が行う。

無線ICタグ事業は、農業畜産以外にも、産業分野(設備投資)、物流等にも進出し、グループとして積極的に業容の拡大を図るとともに、無線ICタグを活用した社会インフラストラクチャーの構築に参画する。

動物用識別タグはその収納形状に実用化のための最大の鍵があり、動物の習性である異物をくわえたり、噛み切ったりする事に長期的に耐えられ、かつ動物に危害を与えないことが不可欠の機能となる。

同社の動物用識別タグは、動物のくわえる習性を考慮し、くわえ難い形状に製作され、また、くわえたり、噛んだりしても紛失や破損しないように工夫されている。

既存の認識票は画鋲のような形状が多く、動物がくわえて引き切ったり、密着式の為に取付けている耳等に病気が発症したりしていた。

今回の認識票は表面部を台形にしておりくわえにくく、さらに動物の成長に応じて隙間が自動的に調節されるため、取付けた耳への負担が軽減され、病気や炎症にかからないよう考慮されている。

この特殊形状は、畜産農家と共同で実証テストを繰返し、日本で初めて考案されたもので、ワンタッチ畜産資材研究所が形状特許を出願し、意匠登録に関して、ワンタッチ畜産資材研究所とスマートIDテックが共同で出願している。

なお、動物用識別タグに内蔵する無線ICタグは、国内外各社の無線ICチップを装着することが可能。

北陸地方の畜産農家との実証テストでは、(株)日立製作所の世界最小クラス(0.4mm角)の無線ICチップ「ミューチップ」を装着し、良好な結果を得ている。

現在BSE、偽装表示問題等により、生産・流通履歴が明確で、より安全な、安心できる食品の購入という「食の安全追求」が大きな社会問題となっている。

本製品は無線ICタグを内蔵しているため、ハンディタイプの読み取り・書き込み装置でタグの情報をリアルタイムに管理することが可能で、製品を耳に取り付け管理することにより、出生日、管理者、給餌、病歴、投薬等の情報を1頭単位に、その都度入力することが可能となる。

登録、移動、死亡、出荷等の移動実績もタイムリーに管理でき、生産・流通履歴を消費者まで届けることが可能となる。

なお、本製品の販売開始に合わせ、上記特殊形状に対応可能な、動物用識別タグ専用のリーダ/ライタ機器(読み取り/書き込み装置)の開発・製造も並行して行っており、平成17年2月末には市場投入見込み。

今期(平成17年3月期)は5千万円程度の売上を見込んでいるが、来期は国内の拡販に注力するとともに、アジア、南米の畜産協会等の海外向け販売も計画しており、年間5億円の売上を見込んでいる。

詳細は下記アドレスを参照。
http://www.kcp.co.jp/index.html

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