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マツダ/新しい部品在庫管理方式「M3Pシステム」導入

2005年03月17日/未分類

マツダ(株)は、先進のITテクノロジーを活用したM3P(Mazda Materials Management/Planning=部品在庫管理の強化)システムを4月より本格導入する。

同システムにより、国内における部品在庫の適正化と供給率の向上、業務効率の向上を同時に実現し、お客様をお待たせしないサービスを可能にする。

POS(Pointofsales)方式はコンビニエンスストア、総合スーパー等の流通業界で多く取り入れられている在庫管理方式であり、店舗で商品を販売するごとに商品の販売情報を記録し、集計データを在庫管理などに用いるシステム。

在庫管理目的では、自動車業界でマツダが初めて導入する。M3Pシステムではマツダで扱っている24万点すべての部品を対象とする。

M3Pシステムでは、「販売店の常備在庫管理の自動化」「多階層型在庫管理方式の採用」「受注予測方式の刷新を行い」業務を大幅に革新することでPOS方式を実現している。

販売店の常備在庫管理の自動化
常備在庫管理業務を、顧客管理や経理などの店舗業務に使用している既存システムを活用して自動化し、大幅に効率化する。具体的には1店1店の品揃えや基準在庫数を定期的に自動で見直し、各販売店でのニーズに沿った部品管理を人手に頼らずに可能にする。

これにより、販売店での点検や部品交換など1時間以内の一般整備に必要な部品のうち、約90%を常備できるようになる。関東マツダ、九州マツダの一部ですでに試験的に採用しており、4月より全国の販売会社で本格展開する。

多階層型在庫管理方式
従来、在庫管理は販売会社、部品販売会社、マツダのそれぞれが行っていた。多階層型在庫管理方式を採用することにより、販売第一線でのお客様の注文実績を起点に、流通経路上の全拠点を遡りながらマツダへの受注数を予測することで、マツダグループ全体に最適な在庫管理を実現できる。

受注予測方式の刷新
受注予測には、過去3年分以上のお客様からの注文実績データに基づいた、受注のバラツキにも対応できる精度の高い方式を採用する。この方式では、1年先の受注予測を立てることが可能になる。それにより、余分な在庫を減らしながら、お客様からのニーズに対して部品在庫から即時に引当できる即納率98%以上を実現する。

マツダは、M3Pシステムを駆使して、顧客満足向上を図り、お客様と店舗の信頼関係をより一層深めていく。また、海外でも同システムを国内同様に順次導入し、国内並みの即納率を目指していく。

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