（株）住友倉庫と大和ハウス工業（株）は、資本提携を含む業務提携契約を締結した。
住友倉庫と大和ハウス工業は、業務提携に関する基本合意後、両社にてプロジェクトチームを発足させ、業務提携の具体的な内容に関し協議を重ねてた。
住友倉庫グループは事業基盤の拡充および収益力の一層の強化を目指し、大和ハウス工業グループは、物流施設、商業施設他の不動産開発事業の拡充、物流事業の効率化と中国を始めとする海外におけるビジネス展開の更なる拡大に取り組む。
業務提携は、両社グループの目標達成のため実現したもので、住友倉庫グループが有する物流事業の専門性やグローバル・トータルな物流サービスインフラと、大和ハウス工業グループが有する顧客開拓力、建築技術および事業推進力とを組み合わせて、両社グループの企業価値の向上を推進する。
業務提携の内容
(1) 物流事業および物流施設に関する分野
① 相互に協力して、住友倉庫グループの物流事業の収益拡大と大和ハウス工業グループの物流の効率化を目指す。
② 大和ハウス工業は、住友倉庫グループの保有する物流施設を効率的に活用するためのアイデア、ノウハウおよび顧客情報を住友倉庫グループに提供する。
③ 住友倉庫グループが保有する総合物流事業ノウハウと、大和ハウス工業グループが保有する顧客基盤、顧客開拓力および建築技術を融合し、相互に協力して新規物流施設の開発を推進する。
④ 互いの業容を拡大し、各々の顧客に対してより付加価値の高いサービスを提供するために、住友倉庫グループおよび大和ハウス工業グループがそれぞれ保有する物流ノウハウの提供、補完に努める。
(2) 不動産事業に関する分野
① 住友倉庫が保有または管理する道頓堀地区、戸田地区等の地域における不動産物件のうち両社が合意するものに関し、資産効率の向上を図る目的で、相互に協力して商業施設、分譲マンション、賃貸住宅等の開発を推進する。
② 新規の不動産物件に関して、相互の不動産事業の発展に資するため協力して商業施設、分譲マンション、賃貸住宅等の開発を推進する。
(3) 中国を始めとする海外におけるビジネス展開に関する分野
住友倉庫グループおよび大和ハウス工業グループがそれぞれ保有する事業ノウハウを相互に提供し、中国を始めとする海外におけるビジネス展開を更に拡大するため協力する。
資本提携の内容は両社が、業務提携を強固なものとすることを目的として、住友倉庫は、平成18年3月31日までに、大和ハウス工業の発行済株式500万株程度を取得し、大和ハウス工業は、平成18年3月31日までに、住友倉庫の発行済株式1,000万株程度を取得する。
