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プロロジス/Catellus 社を49億ドルで吸収合併

2005年06月12日/未分類

プロロジスと不動産開発会社のCatellus Development Corporation(本社: 米カリフォルニア州サンフランシスコ 以下:Catellus社)は6月6日、プロロジスがCatellus 社の発行済み普通株のすべてを買い取り、同社を吸収合併する。

買収総額は、株式に加え、予想されるCatellus 社の抱える債務の引き継ぎ費用と取引関連費用なども含め約49億米ドル。

プロロジスは、Catellus社の吸収合併により、世界的な物流施設ネットワークを保有し、今まで以上に良質な物流施設サービスを世界各地の主要都市においてワンストップで提供できるようになる。

規模は、北米、欧州、日本、中国に展開する75地域を通じ、2,250棟以上の物流施設を所有・管理または開発し、総運営延床面積は約3,252万㎡(約983.7万坪)以上になり、また、物流施設を開発可能な土地を全世界で約929 万㎡所有する。

現在、物流市場はボーダレスに拡大を続けており、先進的な物流施設に対するニーズは世界で高まっているが、プロロジスは、この度のCatellus社の合併で物流施設のグローバルネットワークを補強・拡大することができるため、世界中のお客様のニーズにより多く応えることが出来るようになる。

なお、北米における2 大物流施設開発会社であるプロロジスとCatellus社の合併は、米国の物流不動産市場の様相を大きく変化させることとなり、Catellus Commercial Development 社プレジデントのTed Antenucci氏と彼の率いる経験豊かな開発専門家チームが加わることで、プロロジスの北米での開発能力が強化され、同社の成長潜在力と株主価値の更なる向上につながる。

吸収合併により、Catellus社が所有する、カリフォルニア、ニュージャージー、シカゴ、ダラスといった米国内上位6つの物流マーケット内に所有する約279万㎡の用地を含む良質な開発用地が加わることになり、プロロジスの開発力をより強化する。

米国内における、Catellus社の保有する施設は、平均築年数7.2年と新しく、主要な物流マーケットの中の好立地にあるなど、同社のオペレーティングポートフォリオはプロロジスの物流施設を強力に補完することになる。

さらに、現在のCatellus 社の顧客ニーズに対してもプロロジスの物流施設開発ノウハウやグローバルネットワークを提供できるようになるため、相乗効果が生まれることが期待される。

なお、この度の吸収合併締結後、Ted Antenucci氏がプロロジスのグローバル・ディベロップメント担当プレジデントに任命された。

両社合併後の取締役会にはプロロジスから12 人そして、Catellus社からはNelson Rising氏と合併完了前に任命されるもう一人の役員が加わる。

Catellus社の吸収合併については、Catellus社とプロロジスの株主の承認、並びにその他関係各省庁の承認を得た上で、法に則り行われ、2005年末に完了する見込み。

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