住商情報システム(株)とサイボウズ(株)は、住商情報システムがサイボウズの株式を下記の通り取得し、資本提携を実施するとともに、両社の業務提携を開始する。
取得株式は14,800株で、高須賀宣氏(サイボウズ創業者)より9月30日に取得し、議決権比率は15%となる。
住商情報システムはシステム構築力、IT基盤技術力、OSS関連ノウハウ等に強みを持ち、自社開発ERPパッケージであるProactiveは3,000社以上の納入実績を有する等、ERP分野においては大企業から中堅企業を中心とした納入実績を多数有している。
一方、サイボウズはグループウェア市場において中小企業を中心とした幅広い顧客層と高い知名度を有するとともに情報系アプリケーション開発におけるノウハウ、Webマーケティングに関わるノウハウを持ち、同社の主力商品である「サイボウズOffice」は中小企業を中心に2万社の導入実績を有している。
このたびの出資は両社営業力の相乗効果と両社サービスの組み合わせによるワンストップソリューションの実現により、中小企業を対象としたERPビジネスの更なる拡大を目指す住商情報システムと、中堅以上への顧客層の拡大を目指すサイボウズの目的が合致し行うものであり、両社の強みと特徴を生かした業務提携を実現する第一歩として位置づけられる。