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DHLジャパン/大日本スクリーンの保守部品供給物流で契約締結

2005年11月17日/物流施設

DHLジャパン(株)は、大日本スクリーン製造(株)の半導体機器カンパニーの半導体製造装置事業における保守部品の供給最適化および納期の大幅短縮の実現に向けて、サードパーティロジスティクスの契約を締結した。

近年、エレクトロニクス業界では、アフターセールスのサービス部門の収益も企業の業績を支える大きな柱として期待されている一方、在庫の膨張も課題となっているため、顧客満足度の向上と在庫圧縮につながる効率的かつタイムリーな保守部品の在庫管理や在庫計画といったトータルロジスティクスソリューションのニーズが高まっている。

今回のDHLが提供するソリューションは、部品事業にかかわるこのようなお客様の課題に対応するもので、世界中に点在するサービス拠点の保守部品の在庫を一元管理するとともに、輸送手段の見直しなどにより、納期の短縮化と在庫縮小による経費の削減を実現するもの。

保守部品の保管倉庫には、DHLの大型物流倉庫である「DHL大阪エクスプレスロジスティクスセンター」(以下:大阪ELC)を活用し、荷主企業のSEカンパニーに代わり、在庫管理や情報処理、検品、国内外発送業務などの多様な物流業務を行う。

大阪ELCは関西国際空港の補完的役割を果たす「南港航空貨物ターミナル」や「大阪南港ターミナル」にも近く、関西国際空港へも阪神高速道路で直結しているうえ、周囲は高速道路や幹線道路が発達しているなど、陸海空のあらゆる輸送手段へのアクセスにも大変優れている。

そのため同日搭載する国際輸送貨物の出荷は、当日18時まで、日本国内へ翌日到着で送る貨物に関しては19時まで対応可能となり、出荷オーダーの受注から24時間以内(ヨーロッパへは48時間以内)という短期間での供給が実現できるようになった。

SEカンパニーでは、部品充足率の大幅な改善と世界各地のサービス拠点の在庫を大幅に削減し、2011年までに保守パーツ在庫金額を現在の3分の1に圧縮することを目標としている。

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