コクヨ（株）は、子会社であるコクヨファニチャー（株）が、アドバンテッジパートナーズLLPが管理・運営するファンドが保有する（株）アクタス株式の過半数を取得し、筆頭株主として資本参加（子会社化）する。
コクヨファニチャーは、主に法人顧客向けに家具の製造・販売を行っているが、事業領域の拡大を目指し、一般消費者向け事業への取り組み強化を図っている。
一方、アクタスは北欧を中心とした輸入家具、オリジナル家具等のインテリア製品を通じて顧客に新しい都市型のライフスタイル提案を行う事業を展開し、上質な生活にこだわる顧客層から幅広い支持を得ている。
今回の資本参加によって、事業領域の重複がほとんど無い両社が、相互の経営資源を活かしたシナジー効果を発揮することにより、一層の業容拡大を図る事が可能となる。
コクヨファニチャーは、アクタスの持つ高い店頭販売能力を活用することにより一般消費者向けファニチャービジネスを戦略的に強化し、アクタスはコクヨファニチャーが持つメーカー機能を活かし新たな商材開発を進めるとともに、コクヨグループが強みを有する法人向けチャネルに対して商品・サービスを提供することで、業容の拡大を図り、平成18年中に予定している株式公開を目指す。
