(株)日新は、成田国際空港に隣接する空港南部工業団地A地区西側に、千葉県企業庁用地10,000㎡(約3,000坪)を購入し、成田地区における航空貨物事業の基幹基地となる「日新航空成田ロジスティクスセンター」の建設工事に着手した。
新物流施設は、鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)倉庫3階建・事務所4階建、延床面積約10,000㎡の規模で、倉庫1階を輸出用荷捌場とし、その前面に1,854㎡の大庇を設け、全天候型対応の荷捌きを行う。
大庇部分と1階荷捌場の合計スペースは約4,000㎡となる。1階には保税蔵置場と梱包場を設け、海上コンテナ貨物の搬出入が可能な高床式ドックを併設、またULDに対応するための機器も導入する。
上階はロジスティクス用の施設で、常温庫の他、冷蔵庫、定温庫を併設し、多目的な需要に対応する。完成は2007年1月の予定。
日新は現在成田で、空港内に手倉と事務所を持って、輸入と一部輸出に対応するほか、空港外では空港南部B地区のプロロジスパーク成田にある成田ロジスティック・ターミナルで輸出入オペレーションを行っている。A地区の自社施設完成後は、空港内に一部の機構を残し、主力はすべて新施設に移転集約する。