（株）アルバック、アルバックマテリアル（株）と大韓民国京畿道は5月29日、カスタマーサポート工場建設に関する覚書を締結した。なお、アルバックマテリアルは連結子会社。
近年、薄型テレビ需要が活発化したことにより、大型液晶ディスプレイの設備投資が急増しており、スパッタリング装置など液晶ディスプレイ製造装置や真空ポンプなどの需要が急増している。
スパッタリング装置などの成膜装置は、定期的に部品を交換、洗浄するなどのメンテナンスが必要となり、これらの装置は、ガラス基板サイズと同様に大型化が加速しており、既存のメンテナンスの体制では対応が困難な状況になっている。
このような状況に対処するため、洗浄工場を顧客の隣接地に建設し、迅速に対応することで、顧客の装置稼働率と満足度向上を図っていく。また、洗浄工場に隣接してカスターサポートセンターも建設し、サポート体制を整えていく。
カスタマーサポート工場の概要
所在地：京畿道坡州（パジュ）堂洞外国人投資団地
稼動開始：平成19年4月
建設面積：敷地面積6,490坪、延床面積1,980坪
用途：大型基板液晶ディスプレイ製造装置及び真空ポンプなどのカスタマーサポート、メンテナンス部品の洗浄、表面処理など
投資金額：約9億円
