富士物流（株）は、2006年度（2007年3月期）から2008年度（2009年3月期）までの3ヵ年の中期経営計画を策定した。
計画の要旨
2008年度目標「連結営業収益500億円、経常利益17.5億円（経常利益率3.5％）」
①サービス戦略：顧客満足の最大化を目指す。
・3ＰＬサービスの受託を推進。
・（株）豊田自動織機との協業により、新しい高付加価値サービスを創造する。
・富士電機グループをはじめとするお客様のさらなる物流最適化を追求する。
・マーケティング力を向上。
②収益体質の構築：現場力の強化と合理化を目指す。
・物流センター長候補者の育成など、現場力の強化を図る。
・トヨタ生産方式による合理化を推進。
③国際物流のさらなる強化：中国を起点とした3ＰＬサービス体制の確立を目指す。
・既存顧客向けのボーダレスな3ＰＬサービス体制の構築を行う。
・通関や中国内輸送が可能なフルライセンスを生かし、中国で積極展開。
④グループ戦略の強化：グループの経営効率最適化を目指す。
・国内事業部門（東京重機運輸、エスアイアイ・ロジスティクス）
主要顧客からの受注拡大と富士物流とのシナジー創出を目指す。
・その他の国内事業部門（富士物流サポート、富士物流オペレーションズ）
サービス品質の向上を第一とし、人材の確保と育成に取り組んでいる。
・海外部門（中国（大連、上海、深セン、香港）、マレーシア、オランダ）
日本を含めた拠点間の協力体制を強化し、サービス品質を向上。
⑤コーポレート機能の強化：健全性・透明性ある企業グループへの成長を目指す。
・ＣＳＲ遵法、品質、環境における取組みを推進。
・投資活動投資効率重視の経営を基本とし、アセット・ノンアセットを最適に組み合わせて物流セ
ンター運営を行う。
・財務活動企業価値の維持向上を基本とし、資産の効率化、健全な財務体質の維持に努める。
・Ｍ＆Ａ事業拡大、事業基盤の拡充を目指したＭ＆Ａを推進。
