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曙ブレーキ/館林市に鋳物工場新設

2006年12月06日/未分類

曙ブレーキ工業(株)は、群馬県館林市に鋳物工場を新設し調達の一部を内製化する。

鋳物工場新設は、完成車メーカーの生産拡大による需要増加を視野に入れた「安定供給と原価低減の追求」と「ディスクブレーキ製造技術の深堀り」を目的にしており、社内プロジェクトを立ち上げて準備を開始した。

立地は、旧曙ブレーキ館林製造(株)の跡地を活用し、「環境に配慮した綺麗・快適な職場環境、そして活力のある鋳物工場」をコンセプトに、2007年度から2009年度までの3年間で、約50億円の投資を行う。

2008年4月に約40名の体制で操業を開始し、2009年9月までに約90名まで増員を行い、国内事業の必要重量の約50%をカバーする2,200トン/月の生産能力にまで引き上げる計画。

鋳物はディスクブレーキの主要な材料のひとつであり、加工された鋳物はディスクブレーキの本体を構成する主要部品(ボディ・サポート)になるが、当面、調達難易度の高いサポートから生産開始する。

同社グループでは、その摩擦材であるディスクブレーキパッドのOEM世界シェア30%獲得を掲げた中期経営計画「GLOBAL30」に取り組んでおり、今回の鋳物工場新設による調達の一部内製化は、その達成およびそれ以降の展開を視野に入れたもの。

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