LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信

ファミリーマートと伊藤忠商事/飼料化リサイクルへ共同取組

2006年12月06日/未分類

(株)ファミリーマートと伊藤忠商事(株)は、ファミリーマートにおける「環境保全型店舗運営推進」の一環として、「中食商品に関する飼料化リサイクル」について、共同取組を開始した。

ファミリーマートでは、1999年より「生ゴミ回収リサイクルシステム」を導入し、600店舗超が生ゴミの肥料化、飼料化に取り組み、また、同年に開始した「廃食用油回収リサイクル」は6000店舗超が参加し、店舗から排出された生ゴミのリサイクル化を推進している。

さらに、2002年には「個店設置型生ゴミ処理機」を直営店のうち約100店舗に設置し、店内での乾燥減量処理も実施しているが、「乾燥減量」「堆肥化」という手法だけでは、資源の有効活用という観点において十分ではなく、より高度なリサイクル処理が必要であるとの判断し、千葉県内のファミリーマート店舗10店において「飼料化リサイクル」の実験を実施する。

今回の取り組みでは、(有)エコ・フードシステム(千葉県匝瑳市、代表者:熱田正行)、伊藤忠商事(株)、(株)アイ・リサイクル(東京都港区、代表者;山本勝/伊藤忠100%子会社)と連携して、「リキッドフィーディング」という手法による飼料化リサイクルを実施する。

「リキッドフィーディング」は乳飲料を主な原料とし、液体状態で飼料化を行うもので、食品廃棄物の栄養成分を衛生的かつ安定的に保持したまま飼料化を行うことから、豚への給餌効率が極めて高く、結果として高いリサイクル効率で食材としての豚肉を回収することができる。

エコ・フードシステムは、過去8年間に亘り「リキッドフィーディング」に取り組んできており、日本では先駆者的位置付けにあるなど、所有するノウハウも豊富なことから、今回の飼料化リサイクルの連携先とした。

今回の飼料化リサイクルでは、第一段階として、エコ・フードシステムのリサイクル処理工場の近隣にあるFMの10店舗を対象に飼料化リサイクルの実験を実施するが、実験内容としては、期間を来年2月下旬までと設定して、子豚50頭に対して、販売期限切れの中食商品を混合したリサイクル飼料を給餌していく。

また、調製したリサイクル飼料と最終出来上がりの豚肉は、それぞれ成分分析を実施し、今回のリサイクルスキームの効率性や安全性について細かく調査する。

なお、今回の飼料化リサイクルテストにおいて良好な結果が得られた場合、飼料化リサイクルの対象店舗を順次拡大していく。

関連記事

未分類に関する最新ニュース

最新ニュース