広州トヨタ自動車有限会社で、ことし5月にラインオフしたカムリ（中国語名「凱美瑞[カィメィルィ]」）に次ぐ第2車種として、ヤリス（日本名ヴィッツ）を2008年年央から生産開始する。ヤリスの生産台数は、年間8～9万台程度を計画している。
また、GTMCは、ヤリスの生産のため、4900万USドル（約57億円）の増資を行なう。
GTMCは、トヨタの海外生産拠点の中でも、世界レベルの工場として、数々の最新鋭設備を導入している。全工程で品質基準を厳しく守りながら生産するとともに、「環境保全のパイオニア、良き企業市民」との企業方針の下、騒音の低減、排水の処理、廃材の再利用及び環境に優しい材料の使用にも力を注いでいる。また、2005年1月に、技術育成センターを設立し、人材の育成も積極的に行っている。
なお、GTMC製カムリは、本年末までに、当初計画の5万台を上回り、約5.7万台を販売する見通し。
