日本アビオニクス（株）は製造業、小売業などでの物流管理に使用されている無線周波数を使用したRFIDのマルチリーダー・ライター「RD5000」シリーズ2機種を発売した。オープン価格。
ハンディタイプの「RD5201」と据え置きタイプの「RD5202」の2機種があり、13.56MHz、ISO15693-3に準拠。タグはPicoTag、PicoPass、I-CODESLI、Tag-itHF-Iに対応している。
本体のスライドスイッチにより出力電力を400mWと50mWに切り替え可能で、用途に応じてその場に合わせた読取距離に変えることができ、ショーレンジへの切り替え時は周辺の別タグの読取防止が可能となる。
セキュリティキー付きタグPicoTag、PicoPassとの組み合わせでは相互認証方式を採用しており、他社のリーダー・ライターでのデータ読み込み、改ざんを防ぐことができる。ユーザー側でのシステムやアプリケーション開発、検証のためのライブラリもある。
またカスタマイズにも対応し、用途に合わせたタグ設計やリーダー、ライターの適切なアンテナ設計、ユーザーのインターフェースに応じた伝送仕様などに対応することができる。
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