川崎汽船(株)は3月28日、ドイツの重量物輸送専業船社・SALグループに資本参加し、重量物船事業を共同で展開していくと発表した。
欧州を営業の拠点とするSALグループと提携することで、営業、運航、船社ノウハウなどの相互協力、相互補完体制を確立し、競争力の強化を図る。
川崎汽船はロンドンに設立した “K”Line Heavy Lift(UK)Ltd.を通じSALグループの50%のシェアを取得、同グループの経営に参画し自社ネットワークの活用と人材交流を図る。
またSALグループの日本組織を共同で設立し、川崎汽船の東京本社内に事務所を設置。共同事業のTrade NameとしてはSALの呼称を継承、本社はハンブルグ郊外のSteinkirchenに置く。