双日(株)は、排出権のネット取引会社であるアジア・カーボン・エクスチェンジ社(シンガポール、Asia Carbon Exchange Pte.ltd.、以下:ACX社)と提携し、排出権オークション取引事業に進出する。
ACX社のシステムと双日が100%出資するグループ会社で石炭のオンライン取引機能を有するコーリンク(株)のネットワークを活用したオンライン排出権取引事業を共同で始める。
オンラインで排出権オークション取引事業を行うのは、日本企業で初めてで、双日は、3年以内に年間200万トンの取り扱いを目指す。
双日は、ACX社の排出権オークション機能や排出権調達能力とコーリンクのネットワークを結ぶことにより、日本企業が海外から排出権を調達する機会を拡大することを目的に今回の提携を行った。
ACX社は、ウェブサイトでクリーン開発メカニズム(CDM)由来の排出権のオークション取引を専門に行う世界唯一の企業で、2005年11月の1回目の排出権オークション以来、既に1000万トン以上の取引実績を有している。