（株）IHIマリンユナイテッドは8月30日、呉工場（広島県呉市）で、デンマークのマースクライン社向けに7500個積みの大型コンテナ船（オーバーパナマックス型）を引き渡した。
同社向けに建造している同型船8隻のうちの第8番船で、アジア－欧州間のコンテナ輸送に従事する。船名は「MAERSK SINGAPORE（マースク・シンガポール）」と命名。
主機関には国内最大の出力、6万8640kWの電子制御式エンジン「DU-Sulzer12RT-flex96C」が搭載されており、環境負荷の低減を可能とする。
燃料の噴射量、噴射タイミングを全てコンピュータで適正に制御でき、燃料消費の低減や排ガス中の有害物質を低減できるという。
■本船の概要
全長：335m
幅：42.80m
深さ：24.40m
吃水：14.00m
総トン数：約9万3500トン
載貨重量トン：約9万7600トン
主機関：DU-Sulzer12RT-flex96C型ディーゼル機関×1基
主機出力：6万8640kW
速力：24.5ノット（航海速力）
船級：GL（ドイツ船級協会）
起工：平成18年12月18日
進水：平成19年5月25日
完工：平成19年8月30日
