商務省はこのほど、米ウォルマートや仏カルフール、独メトロなどの多国籍小売大手と製品品質などについて座談会を行った。３社は中国での調達を強化し、より多くの良質な中国製品を世界市場に取り入れる意向を示した。
３社の中国での調達額は過去数年間で急増している。このうち、ウォルマートの2006年の調達額は90億ドル（約677億元）で、07年上半期（１－６月）は40億ドル（約301億元）となった。カルフールの06年の調達額は590億元で、07年上半期は362億元だった。メトロの06年の調達額は142億元で、07年上半期は118億元だった。３社は日用化学品や金具・電器、アパレル、玩具、食品、農産物・副産物などを中国で調達している。
３社によると、中国で調達した製品のうち大半は輸出されている。輸出された製品が調達した製品全体に占める割合について、カルフールは06年が66.9％、07年上半期が66％、メトロは06年が42.7％、07年上半期が57.8％となっている。（日中経済通信）
