グッドウィルは12月19日、東京労働局より労働者派遣法違反により「全事業所に対し、労働者派遣事業停止2ヶ月（派遣契約の新規締結と更新）」「違反が認められた浜松北支店など89事業所（737事業所のうち）に対し、労働者派遣事業停止4ヶ月（派遣契約の新規締結と更新）」の労働者派遣事業停止命令を受けるとともに、労働者派遣事業改善命令があった。
労働者派遣事業停止の実施日は未定で、事業停止命令は、労働者派遣事業に係る営業の一切（労働者派遣の実施、労働者派遣契約の締結、そのための営業活動等の一切を含む）の停止が命じられるもの。
なお、停止命令の開始日以前に労働者派遣契約が締結され、かつ、既に労働者派遣が開始されているものに限って、停止しない。
処分の原因は、派遣契約書の締結時の、規定事項を書面の不記載、派遣労働者への就業条件明示、派遣先への通知が適正に行っていなかった。
さらに、派遣可能期間の抵触日通知を派遣先より受けることなく労働者派遣契約を締結しており、派遣可能期間の抵触日を超えて労働者派遣を継続していた。
また、派遣が禁止されている建設業務、港湾運送業務への労働者派遣や派遣先がグッドウィルの派遣スタッフを供給先に供給（二重派遣）していた状態で労働者派遣事業を継続し、派遣先が職業安定法に違反する二重派遣を助長するような結果をまねいたなど。
