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ITR/国内ERP市場規模調査、投資伸び率は堅調

2008年01月08日/IT・機器

アイ・ティ・アールは1月7日、国内のERP市場規模と市場動向の調査結果を発表した。ERP市場を大企業向け、中堅企業向け、中小企業向けの3つの製品市場に分類して調査した結果、2006年度の国内ERP市場規模は出荷金額ベースで前年比10.0%増の877億円を示した。ERP関連の投資は堅調に伸びており、引き続き2007年度も同8.7%増の成長率を予測している。

中堅企業向けERP市場は調査対象となった37製品のうち、海外製品は8製品にとどまり、市場に占めるシェア(出荷金額ベース)も10%程度となった。ITRは「大企業向け市場でも10製品未満に数が収斂してきていることから、中堅市場でも今後同様の変化が起こる可能性がある」としている。

生産管理業務分野(出荷金額ベース)は、複数の生産管理製品をもつ富士通が12.3%のシェアを獲得し1位となり、2位に東洋ビジネスエンジニアリング(11.1%)、3位にインフォア・グローバル・ソリューションズ(9.1%)が続く。21社が凌ぎを削る同市場では、各ベンダーのランキング間の差がいずれも2ポイント以下の非常に僅差の激戦区となっている。

また、きめ細やかなニーズへの対応や現場に即した機能改善などが評価され、国産パッケージのシェアが高く、インフォア・グローバル・ソリューションズ、ローソンソフトウェアなどの産業や業種に特化した製品を除けば、海外製品は非常に低いシェアとなっている、と指摘している。

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