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伊勢丹、三越/システム統合に向け再編

2008年02月22日/SCM・経営

伊勢丹と三越は2月21日、情報システム事業をイセタン・データー・センター(IDC)に承継させる会社分割を4月1日付で行うと発表した。この会社分割は、伊勢丹と三越が検討を進めているシステム統合、システム子会社再編の第1ステップとして実施するもので、システム統合に向けたグループ内再編の全体像を公表した。
伊勢丹では「顧客ニーズをスピーディーに、的確に把握し、品揃えやサービスの組合せとして応えていくための仕組みとして、情報システムは必要不可欠であり、その質自体が、百貨店の競争力の源泉のひとつとなっている」として、三越とのシステム統合を進め、競争力強化につなげる狙い。
システム子会社再編は、既に2007年秋から先行している人材交流と併せ、2010年春のシステム統合を迅速、確実に行うための体制作りが目的。伊勢丹、三越、両社の子会社に分散しているシステム関連の経営資源やノウハウを集約し、伊勢丹と三越の両社共通の情報システム子会社を4月1日に設立する三越伊勢丹ホールディングスの直接子会社とする方向で検討している。
第2ステップでは、7月に三越の100%子会社である三越情報サービスの情報システム関連事業をIDCと統合し、伊勢丹、三越の情報システム関連事業・資産を集約することを想定。第2ステップを通じて、IDCは両社共通の情報システム子会社となることから、「相応しい形で商号を変更する」ことも検討する。
第3ステップは、10月に伊勢丹、三越が保有する新システム子会社株式を共同持株会社に移管し、新システム子会社を共同持株会社の100%子会社とする方向で検討を進める。

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