SAPジャパンと三菱電機インフォメーションシステムズ（以下：MDIS）は11月10日、ERPなどの導入サービス支援での協業体制を強化し、戦略的共同事業計画を策定することで合意したと発表した。
具体的には、製造業分野でのソリューションを連携することによって、現場情報の「見える化」を促進するほか、業務テンプレートMELEBUSをSOA化し、SAP Net Weaverの普及を加速していく。さらに、SOAファクトリーの設立など、パートナー・コミュニティーに向けた拡大策を推進していく。
つまり、SAPの製造業向け統合ソフトウェアであるSAP Manufacturing Integration and Intelligence（SAPMII）を含む基幹ERPシステムと、e-F@ctoryをコンセプトとした工場サイドのソリューション群とが連携したシステムをMDISが提供し、経営から製造工程までシステムの統合化・自動化の促進を図っていく。
また、MDISが製造業分野で豊富な実績を持つSAP業務テンプレートMELEBUSをSOAプラットフォームに移行し、NetWeaverによる次世代基幹システム基盤の普及を進めていく。
このほか、SAPパートナー・コミュニティーの中心となるSOAファクトリーの設立など、SAPソリューションの活用についても促進していく。
