高圧受電設備、配電盤などを製造する日東工業は11月17日、2007年8月27日に決定していた名古屋工場の移転用地(10万㎡)取得を中止すると発表した。移転用地として見込んでいた地域を含む、瀬戸市土地開発公社が進める「せと赤津工業団地造成事業」の計画が凍結されるため。計画が順当に進めば、2009年3月以降に30億円で工場用地を取得するはずだった。
名古屋工場(愛知県愛知郡)は敷地7万㎡、建築面積5万㎡。主にシステムラック、分電盤を製造しているが、工場老朽化や地域住民との問題もあり、移転を検討していた。