新日本製鉄は1月29日、ポスコ（韓国・浦項市）がベトナム・バリアブンタウ省で建設している冷間圧延設備への資本参加を発表した。
設備の建設主体であるポスコの完全子会社、POSCO-Vietnam Co,.Ltdに総事業費の15％（約3700万ドル）を出資し、POSCO-Vietnamを両社による合弁会社とするもの。両社は昨年10月から、このプロジェクトへの参画を共同で検討してきたが、共同事業化の内容で合意したため今回の契約締結となった。
合弁会社の概要
社名：POSCO-Vietnam Co,.Ltd.
出資比率：POSCO85％、新日鉄15％
総投資額：約5億3300万ドル
主要設備：酸洗・冷間圧延設備、製造能力120万トン／年、連続焼鈍設備70トン／年
社長：POSCOより派遣
原板（熱延鋼板）供給：POSCOと新日鉄が出資比率に応じて供給
設備稼働予定時期：9月
