三菱総研DCS（東京都品川区）は3月30日、顧客から受託したデータの事務計算などを行う情報処理サービスの一部の媒体受付・発送業務に、受付・発送業務の改善・効率化、セキュリティ強化などのため、RFID技術を用いた「媒体受付・発送業務支援システム」を開発、リリースしたと発表した。
媒体受付・発送業務支援システムは､13.56MHz帯のRFID技術をを使用し、CDなどの情報記憶媒体の現物管理を電子化するシステム。ケースと媒体の組み合わせを点検する検品機能、顧客からの媒体の到着、返却を管理するケース媒体到着・返却管理機能、管理媒体の発送状況を照会できる発送状況照会機能などの機能を装備した。
RFID技術の活用で、その特長である複数対象物の同時認識や透過性を活かし、作業証跡の取得によるセキュリティ強化や、点検作業時間の大幅な削減による業務効率化などが実現できたという。
システムは搬送用トランクと媒体のマッチングチェック、作業者と受付日の確認、次回受付日の登録などに使用され、媒体の受付から顧客への引渡し処理の一連の過程を確実化するもの。
