東芝は4月29日、2008年1月に設立した「東芝アメリカ原子力エナジー」のエンジニアリング拠点をノースカロライナ州シャーロットに新設すると発表した。
米国の原子力事業拡大が目的で8月から活動を開始する。
東芝アメリカ原子力エナジーは、ABWRプラント建設に向けて、今後エンジニアリング業務が本格化する。設計、調達、建設などの業務に加え、今後の受注拡大に対応するため、エンジニアリング拠点を新設する。
新設によって、米国での事業強化を加速させる。今後人員を増強し、2013年末には200名程度にする予定。
米国の原子力市場では、すでに30基以上の新規プラント建設が計画されている。同社は2月に日本企業として初めて海外でABWR新規建設に関するEPC（設計・調達・建設）契約を締結したほか、グループ全体では既に米国で8基を受注している。
