フタタは5月28日、2005年5月-2008年5月の期間中、心身障害者用低料第3種郵便制度が不正利用されていた事実が社内調査で判明したと発表した。
郵便手続を含む広告・ダイレクトメール委託契約を結んでいた伊藤忠紙パルプが同社に2005年1月ごろ提案したもので、「障害者団体に貢献すれば郵便料金、制作費込みで通常95円が60円台になる」趣旨の提案内容を採用したもの。
総費用の約半額は障害者団体への貢献分として伊藤忠紙パルプに支払ったという。
フタタは、伊藤忠紙パルプから提案された内容を説明通りの事実と認識していたが、今後はこうした事態を招かぬよう、各種取引について十分注意するとしている。