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富士フイルム/静岡県のワイドビューフィルム新工場稼動

2009年06月15日/物流施設

富士フイルムは6月15日、静岡県で総事業費62億円を投じて建設を進めていたWV(ワイドビュー)フィルム第9工場(静岡県榛原郡)が完成し、7月上旬から本格稼動に入ると発表した。

フラットパネルディスプレイ材料の主要生産拠点の一つ、富士フイルムオプトマテリアルズ内に建設したもので、中国など新興国の需要の高まりを受け、ワイドビューフィルムを生産する。生産能力は2500万㎡で、新工場の建屋面積は約2400㎡、延床面積は約7000㎡。

ワイドビューフィルムは、低コストで視野角を大幅に拡大できる特長を持ち、液晶ディスプレイの視野角拡大フィルムとして多用されている。新工場ではテレビのハイコントラスト化や高輝度化に対応するために最新鋭設備を導入、ワイドビューフィルムの光学性能を向上させる。今回の竣工・稼動開始で、同社のワイドビューフィルム生産能力は第2-8工場も合わせて1億1500万㎡に拡大される。

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