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双日/韓国製鉄プラントの日本販売代理店契約

2009年06月19日/国際

双日と100%子会社双日マシナリーは6月18日、日鉄ハードの協力により、韓国のプラントメーカーKICが製作する製鉄関連プラントの日本での販売代理店契約を締結したと発表した。

KIC は、韓国で製鉄用ロールなどを中心とした表面改質事業や断熱工事事業、化学プラント用加熱炉事業を展開し、減速機メーカーや自動車用ゴム部品メーカーなどを傘下に持つコングロマリット。KICは、2008年5月に韓国の造船、製鉄プラントメーカーである新韓機械の製鉄プラント部門を吸収合併したことから、日本での製鉄関連プラント・機器の拡販を検討していた。

日本の一貫製鉄会社が保有するコークス炉の多くは、稼動から約40年経過し、更新時期を迎えている。今後は、高機能で高品質、環境負荷の低い製鉄プラント設備が求められている。

KICが製作するコークス炉移動機械(石炭を装入する装炭車や石炭を蒸し焼きにして出来るコークスを炭化室から押出す押出機など)は、稼動中に粉塵が出ないなど、環境に配慮した設計が特徴。双日と双日マシナリーは、環境対策の製鉄プラントを積極的に拡販協力する。

KICは、ドイツのコークス炉移動機械製造の大手であるシャルケの日本、台湾、ベトナムでの製造・販売権を持つことから、同市場での拡販も計画している。日本市場では、シャルケの日本代理店である高耀とも販売協力する予定。

今後、双日グループは、日鉄ハードや高耀と協力して市場開拓を進め、環境対策設備として各製鉄所向けに積極的に営業展開していく。

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