キッセイ薬品工業の子会社、キッセイコムテックは9月14日、医薬品メーカー向けの販売物流システムテンプレートを発売したと発表した。基本価格は500万円から。仕様により別途カスタマイズ費用が発生する。
今回発売したのは、医薬品メーカーのシステム企画、開発業務を通じて培った経験とノウハウを基に開発した医薬品業界に特化した販売物流システムのテンプレート。規格化されたパッケージソフトではなく、システムテンプレートとして提供し、オリジナル開発よりも導入コストを抑制。パッケージソフトでは対応できない業務プロセスに合わせる柔軟性を持っている。
また、医薬品業界で標準的に必要な約50の固有機能を実装し、業界特有の取扱い品目や取引の管理機能の他、各種の権限設定や操作ログ管理など、内部統制にも対応。マスタ化によるパラーメータ設定機能を活用することで、カスタマイズを最小限に抑えた。
販売物流システムテンプレートの主要機能は、JD-NET利用に必要なマスタ管理機能、取り込み機能、エラーデータ対応機能を装備。マスタ未登録のデータはマスタ登録後の再処理により一括取込ができる。製品区分、生物由来品、毒物・劇薬、保冷品など、特有アイテムが管理でき、出荷期限計算月数により、有効期限に対する出荷期限を管理する。
医薬業界特有の取引（卸間転送・各種値引など）を考慮し、卸間転送の入力を補助。1画面で返品＋売上を同時に入力 、処理できるほか、アイテムの単価として「調整価」も用意されている。さらに出荷形態にあわせた在庫引当機能（詰合せ・ロット逆転防止）も備えている。
詳細は下記URLを参照。
http://www.kicnet.co.jp/solution/hanbutu/index.html
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