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ブリヂストン/EVAフィルムの生産ライン増設、欧州や中国市場の需要増を見込む

2009年10月14日/物流施設

ブリヂストンは10月14日、EVAフィルムの生産能力を増強すると発表した。

太陽電池用接着封止膜として使用されるEVAフィルムの需要増加に対応するのが目的。

EVAフィルムは磐田工場(静岡県磐田市)で生産している。今回は新たな生産ラインを岐阜・関市の関工場に設け、生産拠点を分散する。災害などの万が一のリスクに備える体制も強化する。

投資総額は約44億円で、2011年後半に関工場で月産約1200トンのEVAフィルムが生産可能となる予定。

関工場は、ブリヂストンの国内にある化工品4工場の一つ。油圧機器に用いられる高圧ホースはじめ、戸建・集合住宅の給水・給湯配管システムに使用されるプッシュロックなどを生産している。

太陽電池の需要は世界的に急伸長しており、中長期的にも欧州、中国市場を中心に底堅い需要が見込まれる。

EVAフィルムは、太陽光線を電気に変換するシリコン・セルを、加熱による分子結合(架橋)でガラス面に固定する接着剤として使用される。加熱することで無色透明となり、水や紫外線にも強いため、屋外で使用される太陽電池用接着封止膜には最適な素材とされている。

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