東芝は10月23日、カザフスタン共和国の国営企業のカザトムプロムと、レアメタル分野での合弁事業について検討を開始する覚書を締結したと発表した。
今回の覚書は、レアアースを含むレアメタルに関して、カザトムプロムの鉱山・精鉱などの上流工程、東芝の高付加価値製品の製造能力などの下流工程のシナジーを生かした合弁事業を検討するもの。
レアメタルは、電気自動車のモーターほか多くの省エネ・環境対応製品に使用されるなど、安定供給の重要性が高まっている。両社は、操業中のウラン鉱山から副産物としてディスプロシウム、ネオジウム、レニウムなどを回収し有効利用することで、資源採掘時の環境負荷低減に貢献し、レアメタルの安定供給と東芝製品への活用を目指す。
