ブリヂストンは10月23日、オーストラリア子会社のブリヂストンオーストラリアリミテッド（BSAL）のアデレード工場、BSALの完全子会社ブリヂストン ニュージーランド リミテッドが保有するクライストチャーチ工場の閉鎖を決めた。
クライストチャーチ工場はことし末、アデレード工場は遅くとも2010年4月末までに閉鎖する。
今回の閉鎖でブリヂストンは、2工場のコスト競争力を向上させるため継続的に努力してきたが、国際的な競争激化のためオーストラリア、ニュージーランドでのタイヤ生産事業が困難になったとしている。
この閉鎖で2工場の従業員約875名が影響を受けるが、ブリヂストンは規定の退職手当を支払うほか、各種の従業員支援策に取組んでいるとしている。また関連する政府機関、労働組合や外部業者とBSALが協力して再雇用を支援する。
なお、約1500名の従業員が従事する物流、顧客サービス、小売事業には変更はない。
