東陽テクニカは1月7日、ベルギーFOS&S社の日本総代理店として、同社製光ファイバ式各種センサーの販売を開始したと発表した。
現在主流である電気式歪センサーの世界市場は3000億円以上といわれており、東陽テクニカは光ファイバ式センサーの製造コスト削減を進め、競争力を強化することで過半のシェアを獲得する考えだ。
従来の光ファイバ式歪センサーは、柔軟性や引張り強度が不十分であったことや、サンプリングスピードが1回/秒と遅く、研究開発分野では敬遠されていたため、電気式歪センサーが100%近くのシェアとなっている。
FOS&S社は独自の技術で光ファイバ自体を製造することにより、柔軟性を従来の10倍以上、引張り強度を5倍以上に改善。新製品インテロゲータ(照射・受光機)は、最大4kHzのサンプリングスピードを達成する見込みなど光ファイバ式センサーの持つ特徴を引き出す製品を開発している。