JFEスチールは2月1日、需要動向に沿って最適な販売・生産計画を策定する新システム「J-Flessa 1」を構築し、本格運用を開始したと発表した。
J-Flessa1は、従来販売・生産の部門毎に保有していた計画や管理に関する情報を、一元化・共有化し、全体最適の視点でスピーディーに業務を連携させるもの。今回の構築と併せ、ビジネスプロセスを変革し、計画策定の効率化・ビジネスサイクルを短縮化して最新の情報を計画に反映させられるようになった。
構築に当たっては、顧客との情報共有と物件管理を行う需要把握機能、把握した需要情報と適正な在庫レベルを踏まえた販売計画を策定する需要管理機能、生産能力に応じて販売計画を調整する需給計画機能のシステムをそれぞれ開発。
これらシステム群と既存の営業基幹システム「J-Smile」をシステム同士を連携させるためのサービスバスで有機的に連携し、全体を統一してシステム化した。JFEスチールはシステム間サービスバス連携構造を活用し、機能を拡張した「J-Flessa 2」を現在構築中。
なお、各システムの開発は日本オラクル、i2テクノロジーズ・ジャパン、ソフトウェア・エー・ジーが担当し、全体のシステム構築はJFEシステムズ、エクサが担当した。
