GXS は4月21日、ビデオゲームやエンターテイメント業界へのサプライチェーンサービスの提供を専門とするB2Boost社が、GXS Managed Services の採用を決定し、最終契約を締結したと発表した。
GXS Managed Servicesは、B2B に必要なEDI マッピング（データやフォーマット変換）、取引先への導入、コミュニティ管理、技術サポートを提供する包括的なB2Beコマースのアウトソーシングサービス。
ベルギーに本社を置くB2Boost社は、データ交換を自動化することにより企業における取引先との最適な連携を支援する、インテグレーションサービスを提供している。企業の急激な成長により、B2Boost 社は自社のB2B（企業間）トランザクションについて、GXSのアウトソーシングサービスを利用を決めた。
これによって、GXS が提供する世界規模の技術サポートに加え、多言語に対応するヘルプデスクを通じて、B2Boost 社は世界各地の顧客に対するサポート体制を強化していく。欧州各地のゲームサプライヤーと小売業者は、より簡単に、効率的に連携することが可能となる。
これまでは、ERP、調達、受発注などのシステムを利用することができるものの、B2Boost 社が採用するGXSのソリューションにより、B2B トランザクション処理とともに、システムを容易に統合することが可能となる。
B2Boost社は、エレクトロニック・アーツ社、バンダイナムコ社、ユービーアイソフト社、Bigben Interactive社、コードマスターズ社、セガ社といったベンダーや、Amazon、カルフール、Media Marketなどの欧州各地の150 社を超える大手小売チェーンにトランザクションサービスを提供している。
GXS とB2Boostは、現在、マッピングや、取引先の導入、技術サポートなど、B2Boost 社のB2B e コマースに関する日常業務管理について、共同で作業を行っている。B2Boost社は、汎ヨーロッパ電子インボイス ソリューション、業界専用のB2B e コマースポータルサイト、各現場における在庫管理ツールといった付加価値サービスを提供する計画だ。
