国土交通省は5月6日、セキュリティ強化と国際物流の効率化のため輸出入のターミナルゲートに出入管理情報システムの導入を行うとともに、PS（Port Security）カードの申請書の配布を同日より開始した。
PSカードの導入により、ターミナルゲートにおける人の出入管理にかかるセキュリティ水準が向上し、出入管理情報システムの導入により、出入管理をより確実かつ円滑に行うことが可能となる。
PSカードは国土交通大臣が発行するICチップ付きの生体認証も可能とする身分証明書で、出入管理情報システムの運用に不可欠なカード。
＜PSカードのイメージ＞
出入管理情報システムを導入予定の5港湾（横浜港、名古屋港、神戸港、北九州港と博多港）を利用するユーザー（トラックドライバーと港湾運送事業者）を発行対象としている。
ユーザーからの申請書を受け付けた後、ことし夏頃より順次PSカードを発行する予定で、「PSカード発行申請に関するHP」で案内を開始した。
■PSカード発行申請に関するHP
http://www.mlit.go.jp/kowan/ps_card.html
＜ゲートでの管理用パソコンのイメージ＞
出入管理情報システムの導入（試行運転開始）スケジュールは、ことし冬頃に横浜港（本牧BCコンテナターミナル）、神戸港（PC18コンテナターミナル）。
来年春頃には名古屋港（全コンテナターミナル）、神戸港（PC14～17コンテナターミナル）、北九州港（太刀浦第1、第2コンテナターミナル）、博多港（博多アイランドシティコンテナターミナル、香椎パークポートコンテナターミナル）で、開始する。
